七五三にかかる費用がどれだけ必要か、気になりませんか？

MSN産経ニュースでは全国平均39,276円という調査結果もあるようです。平均といっても、衣装にこだわるご家族や、親せきが大勢集まってお祝いをする事に重点を置く場合もあるでしょう。

そこで今回は、七五三を祝う際にかかる項目と費用の相場をご紹介したいと思います。

七五三では何にお金がかかるの？

七五三でかかる費用は、主に次の5つです。

5つすべてに必ず費用がかかる訳ではなく、ヘアメイクがセットになった衣装や撮影プランがあるなど、いろいろなパターンがあります。

さっそく、ひとつずつ見ていきましょう。

きもの衣装代

七五三の衣装は、新品を購入する場合、フリマアプリで中古を購入する場合、レンタルする場合があります。優先するものが金額か、質やブランドか、によって手に入れる方法は変わってきます。

購入した衣装代

新品を購入する場合は、小物を含むセットで一式1万円前後ものもあれば、数十万もする高級着物まであります。3～8万円あたりが相場といわれており、それ以上は高価格帯に入ります。

フリマアプリでは、小物が数百円、着物も2千円以下で手に入れられることもあります。

レンタル衣装代

レンタルでは、品質は担保されつつも料金が抑えられ、現実的に選べるメリットがあります。

レンタルの相場は5千円〜2万円、値が張るものでも4万円程度で収まります。使用後はクリーニング不要な所が一般的ですが、クリーニング代がかかる場合は、別途5千円ほど費用がかかります。

「良い着物を着せてあげたい！」というママにとっては、購入するよりお得ですね。

スタジオ撮影で衣装レンタルをした場合

撮影スタジオによっては、写真撮影を条件に衣装をレンタルできる七五三プランが用意されている場合があります。写真撮影も考えている方は、各フォトスタジオの七五三プランを比較検討して利用するのもおすすめです。撮影のために必要な着付・ヘアセットが込み、という所も嬉しいポイントですね。

ある撮影スタジオの早割りのプランでは、衣装・着付け・ヘアメイクがついたプランが3万円ほど。早割なので時期にこだわらなければ、撮影をして、そのままお参りをしても良いかもしれません。

もっとも費用がかからないのは、親戚から着物を譲り受けたり、兄弟のおさがりを活用したりする場合。兄弟や姉妹で、代々同じ着物を着せるのもいいですね。

着付け・ヘアメイク代

着付け、ヘアメイク代の相場は、年齢や性別によっても異なります。男の子はヘアメイクは必要なく、着付けのみで5千円程度、女の子も3歳なら5～8千円程度。7歳の女の子は着物と帯が大人と同じように着付けるため1万円前後が相場です。

出張着付けサービスの場合

お子さんを連れて出かけることが大変なら、出張着付けというサービスもあります。個人で受けていることも多く、交通費は別で7千円～1万円ほどで依頼できるようです。

ただし、メイクは対応していないことも多いため、自身でメイクをする必要があります。

自分で頑張ってみる、という方法も

着付けやヘアメイク代金を節約したいなら、自分で行う方法もあります。近年は着付けの手順やヘアアレンジの動画がたくさん動画サイトに掲載されているので挑戦してみても良いかもしれません。

自分で一生懸命やってあげると、思い出にも残りますし、お子さんも喜んでくれるでしょう。

また、先程も紹介しましたが、撮影スタジオによっては着付けやヘアメイクが込みの七五三プランが用意されていますので、フォトスタジオで撮影を検討されている方にはおすすめです。

スタジオ写真撮影代

スタジオで撮影する場合の費用内訳は、基本の撮影料、ほかプリント代、アルバム代、画像データ代がかかります。

ある撮影スタジオを例に挙げると、撮影料が3千円、六切Lサイズ6枚の台紙付き、DVDデータのセット5万5千円。合計で5万8千円でした。お子さんの衣装と着付け、ヘアメイク代込の金額です。しかも、パパママの衣装や着付け、ヘアメイクも含まれたプランのようでした。

撮影と衣装や着付けがセットになっていれば、予算も立てやすく、まとめて依頼する形になるので手間が省けます。5月、6月の早い時期に前撮りをすれば、お得なキャンペーン割引もあります。ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

撮影スタジオでは上記のように、すべてセットになったプランを設けている所も多く、3万円、5万円、8万円前後などからランク（納品枚数）を選べることもあります。

思い出に残すなら、こちらもアリ？

裏ワザとして、簡単に可愛くフォトアルバムを作ってもらえるサービスもあります。フォトスタジオを使わず、自分たちでたくさん撮影した写真をネットで送るだけでフォトアルバムが完成するので、写真撮影代を大幅に節約することもできますよ。

ページ数や仕様によりますが、3千円～1万円で作ることができます。

初穂料（参拝料）

初穂料（「はつほりょう」と読みます）、祈祷料とは、神社でご祈祷をしてもらうときに納めるお金を指します。

利用料金というよりは祝詞や祈祷をしてもらう謝礼の扱いです。いわゆるお気持ちで収めるものなので、相場は5千円〜1万円程度が目安ですが、神社によっては予め料金が定められている神社もあるので確認しましょう。

神主さんから祝詞をあげてもらうのが一般的ですが、七五三のご祈祷は必ずしなくてはならないものではないので、各自でお参りとお賽銭のみで済ませる事も可能です。

食事代

七五三で両家の両親や親族を招待した際、お参りの後お祝いの食事会を開くのが一般的です。人数が多いと注文も大変なので、個室のコース料理がおすすめ。

行くお店や人数にもよりますが、食事会は大人のコースが1人につき3千円〜1万円程度、お子さんはプレートにすれば千円程度が相場です。

また、食事代は、基本お子さんの親が負担するのが一般的。地域の風習にもよりますが、自分のお子さんのお祝いに祖父母達を招待している立場なので、自分達が無理せず賄えるプランを立てましょう。 ただ、祖父母や親族がお祝いとして、食事会を支払う場合もあるようです。

予算を抑えたい場合はお寿司などの出前をとり、家でふるまう、という選択もあります。

七五三の費用をシミュレーション

費用をかける所のメリハリを付ければ、そこまで大きな出費にはならないでしょう。

これまでの費用でいくつかシミュレーションをしてみたいと思います。

いかがでしょうか。

どこにこだわるかにより大きく差がでそうですが、前もって御祈祷の予約や前撮りを済ませたり、衣装の目処をつけておくとスムーズに事が運びそうですね。

工夫によっては、3～5万円で十分一通りのことは叶いそうです。

皆さまのスタイルに合った、とびきりの七五三ができますように！