[レストランのドレスコード]失敗しないおすすめコーデ
高級レストランのディナーに誘われた際に悩むのが、どんなファッションをすればよいのかということです。こちらでは、レストランのドレスコードについて、その種類から着ていくシーン、コーディネートを紹介していきます。
ドレスコード意味と種類
ドレスコードとは、時間帯や場所、場面に相応しい服装のこと。英語を直訳すると服装規定という意味です。「TPOに応じて~」という表現を見聞きしたことがあるかもしれませんが、このT=time(時間帯)、P=place(場所)、O=occasion(場合)に応じた服装をすることが、ドレスコードに則った装いとなります。
もともと高級レストランやパーティーにおける服装の統一性を持たせる目的で始まったこのルール。その場に相応しい服装をすることによって、お店や式典の格式を守ります。
ドレスコードには7種類の格式があり、それぞれ使用シーンが変わります。下記は格式をフォーマル順にまとめたものです。
[結婚式服装のドレスコード例]
●フォーマル/もっとも格式の高い花嫁のウエディングドレス
●セミフォーマル/ゲストが参列する際のパーティードレス
●インフォーマル/二次会やパーティーに参加する際のややドレッシーなワンピース
[他イベントのドレスコード例]
●スマートエレガンス/冠婚葬祭以外で着るための自由度の高いエレガンスな服装
●カジュアルエレガンス/スマートエレガンスをややカジュアルダウンした服装
●スマートカジュアル/ラフすぎる格好を除外した服装
●ビジネスタイア/ビジネスのイベントに適したきちんと感があり華やかな服装
「フォーマル」「セミフォーマル」「インフォーマル」は結婚式のみに用いられるドレスコードではなく一例です。主に私たちが着るシーンでは冠婚葬祭が該当します。
今回のテーマである「レストランのドレスコード」は、格式ばっていないイベントに該当し、非礼装のドレスコードにあたります。こちらは、特定の服装をしなければならないという明確な決まりはありません。「カジュアルなアイテムを使いながらも上品なコーデになるように」という服装テーマに近いものです。
あくまで場の雰囲気を壊さず、空間も含めて楽しめる服装をしましょう、という意味ですので、そういった意図を理解したうえで、配慮としてドレスコードを選択できる知識が求められます。
レストランのドレスコードは一律ではない
レストランでは、先述したように服装テーマとしてドレスコードの設定があるため、それぞれのレストランごとにドレスコードは異なります。来店をする前には、必ずそのレストランのドレスコードについて、ホームページや評価サイトなどで調べておきましょう。同じ店舗だとしても時間帯や営業日によってマナーが変わる場合もありますので注意が必要です。
代表的な3つのドレスコード
代表的なレストランのドレスコードは、「スマートエレガンス」「カジュアルエレガンス」「スマートカジュアル」の3つです。多くの店舗で用いることが出来ますので、そのスタイルについてチェックしていきましょう。
スマートエレガンス
スマートエレガンスは、冠婚葬祭で用いる礼服(フォーマルな服装)には該当しませんが、それに近いドレッシーな服装を指します。
ただし、フォーマルのようにプリントの多色柄やファー素材がNG、など服装マナーが決められていないため、ドレッシーな中でもわりと自由度が高くおしゃれを楽しめます。結婚式の二次会で着るインフォーマルな服装をイメージすると分かりやすいでしょう。
カジュアルエレガンス
カジュアルエレガントは、スマートエレガンスに少々カジュアル性を足したスタイルを指します。スマートエレガンスほどドレッシーさを出すことはこのスタイルで求められません。
そのため、光沢素材やレース素材以外にも、とろみのあるニット素材や上品なデザインの綿素材など、素材の幅も広がります。また、バッグや靴といった小物も自由度を持ってお洒落を楽しめます。普段のファッションに比べ、上品できれいめなコーディネートを心掛けましょう。
スマートカジュアル
スマートカジュアルは、ジーパンやサンダル、ハーフパンツといったラフなアイテムを除外した服装を指します。
カジュアルすぎたりスポーティーであったり、露出の多い服装はNGですが、それらを避ければ他のドレスコードのような制限はありません。カジュアルな要素がややあっても、外出に適したきれいめなコーディネートであれば許容されます。
レストランのドレスコードNGポイント
種類やコーディネートのみならず、ドレスコードを設定しているレストランの服装では注意しておくべきポイントがあります。
[NG1]生足・ブラックストッキング・カラータイツ
ある程度のカジュアルさは許容されていても、最低限のフォーマルな服装が求められる場合に、生足はNGです。基本的にパンプスを履く以上はストッキングの着用が必須となりますが、カラーはベージュで薄手のものが好ましいとされています。
タイツはカジュアル過ぎる理由から、ブラックは葬儀など弔事を想起させるため縁起が良くないこともあり、相応しくありません。肌色のストッキングでもラメ加工がされていたり、少し派手な物はマナー上あまりよくないとされています。
[NG2]ラフ&スポーティーなアイテム
ドレスコードを設定しているレストランはもちろんのこと、そうではない店舗でもある程度の格式が要求される会場では入場拒否になるのが軽装です。Tシャツやタンクトップ、パーカー、ダメージ加工のされたデニム、スニーカー、サンダルなどが代表的なカジュアルアイテムです。店のイメージ格式と合わないというのがNGとなる主な理由です。
[NG3]カジュアルとみなされる靴
ドレスコードを満たしたファッションをする上で、重要となってくるのが履物の存在です。靴に関するマナーは多くあり、服装に問題がない場合に靴がドレスコードを満たしていないために入店を拒否されるケースもあります。
先述したように、足の指や甲が見えるようなラフすぎる靴はNGです。スマートカジュアルな服装の場合に限りミュールでも問題はないとされていますが、コーディネートが難しく店ごとの判断も違うので、合わせやすいパンプスを選ぶ方が無難です。ヒールのついたミュールであってもドレスコードから外れる場合があるため気を付けましょう。
また、カジュアルなスニーカー、ブーツも相応しくありません。また、そもそもヒールがないような靴はカジュアルすぎると判断されてしまうので、エレガントな細めのヒール靴を選ぶことが求められます。
[NG4]肌を露出が激しい服
ドレスコードが設定されているようなレストランで、軽装と並んで禁止されているのが肌の露出が多すぎる服装です。オフショルダー程度なら問題ありませんが、肩から胸元にかけて全てが露出したベアタイプのドレスやミニ丈のスカートやショートパンツなど、極端に肌の露出が多い服装は会場のイメージにそぐわないとしてドレスコードから外れてしまいます。
もし肌の露出が心配な服装で入店する場合は、ストールなどの羽織るものをバッグに用意しておくとよいでしょう。
アクセサリーやバッグにも気を配ろう
服装に対してちょっと色などを変えてアクセントにしたり、全体をまとめる効果を持つアクセサリーやバッグはどのようなものを選ぶと良いでしょうか。
アクセサリーは、服装を華やかにする役割があるので、これでなければならない、という制約はほとんどありません。ただマナーや配慮として避けた方が無難なものがあります。
例えばロングネックレスは動いた際に食器にあたって音が出る可能性があります。また、ファー素材は毛が抜け落ちるなど食事をする場では衛生的に良くありません。
バッグも同じような理由でファー素材は避けた方が無難です。また、ナイロンなどラフな素材のものは避けましょう。服装のカラーに合うエレガントなデザインのハンドバッグやクラッチバッグを選ぶのがおすすめです。
レストランでは所作マナーも注意しよう
ドレスコードが設定されているようなレストランの場合は、服装上のマナー以外にも食事や入店時に気を付けなければならない点がいくつかあります。
[レストランマナー]入店から席につくまで
まずは、入店時のマナーです。入店をして予約をしていたことを告げた後は、挨拶をしてきた従業員に必ず挨拶を返すか会釈をしましょう。当たり前のマナーかもしれませんが、高級店などでは殊更こうした基本的なマナーが求められます。
また、西洋料理などのレストランの場合は、レディファーストとして入店時から男性が女性をエスコートします。席も女性のほうが景色の良い席や、入り口から遠い上席に座ります。この際、従業員が椅子を引いてくれますので、それを待って椅子の前に立ち座りましょう。座る動きに合わせて従業員が椅子を程度な位置に押してくれます。
また、席につくにあたって、大きな荷物や雰囲気にそぐわないような荷物の持ち込みは禁止される場合があります。もしそういった荷物がある場合には、入店の際に預かってもらえるか従業員に聞いてみましょう。本来であれば、席の背もたれにおける程度の適切な荷物にまとめておくことが重要です。
[レストランマナー]オーダーから食事
オーダーと支払いは男性がおこなうのがマナーとしてあるので注意が必要です。
また、レストランの形式によっても大きく変わりますが、オードブルやアミューズとよばれる前菜からメインディッシュ、最後にデザートとカフェというコース仕立てのメニューで料理が提供される場合が一般的です。
アラカルトではないコースでも、好きなメニューを選ぶタイプもありますので、コースのスタイルをメニューで確認しましょう。
最初の前菜が運ばれて来たら、目の前のナプキンを広げ膝に置きます。膝をおおうサイズに適度に折りましょう。
フォークとナイフは外側から順に左右一つずつ手に取り使います。スープの場合は右側のスプーンのみ使用します。食事が済んだら左右に戻さず、お皿の右側に揃えて置きましょう。
ほか代表的なレストランマナーは、食器の立てる音や食事をする音を立てないということです。日本料理のように美味しそうにすする音などはとりわけ西洋料理では禁止されています。
また、食器を持ち上げる行為は、マナー上良くないとされています。取っ手のついたカップに入ったスープなどが残り少なくなった場合でも、持ち上げるのではなく手前だけを少し上げて斜めにし、奥に寄せたスープをスプーンですくいます。
食器やグラスに口紅がつくことも、マナー上よくありません。色がくっきりついてしまう口紅の場合は食事の前に落としておきましょう。オーダーの後に席を外してティッシュでオフする程度で問題ありません。
ドレスコードのある都内のレストラン
ここまで、ドレスコードの意味や種類から、代表的なスタイルなどを紹介してきました。こちらでは、そういったドレスコードが設定されている都内のレストランについて紹介します。
ザ・レギャン・トーキョー
ザ・レギャン・トーキョーは、東京都渋谷区に店舗を構えている本格派のフレンチレストランです。商業ビルの最上階に位置しているため、大都会東京の風景を一望できるところが人気のお店です。
その他にも、メインダイニングやエキゾチックな草花が飾られたプール付きガーデンなどが用意され、リゾート感溢れる雰囲気を楽しむこともできます。誕生日や結婚記念日などのお祝い事や同窓会などのパーティーによく利用されており、ディナー営業ではドレスコードが設定されています。軽装とされる服装、とりわけTシャツやサンダルなどは入店拒否となっています。
ザ・リッツ・カールトン タワーズ
東京都港区赤坂の東京ミッドタウンのザ・リッツ・カールトン東京45階に店舗を構えているのがタワーズです。世界的なホテルグループであるリッツ・カールトンが提供するレストランでは、和と西洋の融合をテーマとして、良質の食材をコンテンポラリーなスタイルで調理しています。
内装は黒を基調として、落ち着きがあり、窓からは東京タワーと東京スカイツリーを中心とした東京の夜景が楽しめるのも魅力の一つです。ランチとディナーに関わらずドレスコードを設定しており、そのスタイルはスマートカジュアルに限定されています。
シーン別!レストランにおすすめのコーディネート
誰とどんな目的で食事をするかによって、求められるファッションも変わってきます。この段落では、レストランでの食事におすすめのコーディネートをそれぞれのシーン別に解説します。
[大切な人との記念日]華やかなドレススタイルで
誕生日や結婚記念日などのお祝い事の食事を大切な人と過ごす場合は、きれいめなドレスワンピースがおすすめです。ドレスワンピースには、フォーマルからスマートカジュアルまで様々なスタイルがありますが、この場合はレストランの格式と自分に似合っている服装を選ぶことが求められます。露出が多すぎず、格式さえ合っていれば制約はほぼありません。
フォーマルなデザインのドレスであれば、シンプルでエレガントなロングタイプがおすすめです。パンプスやアクセサリーなどの小物を華やかなものと組み合わせると、より華やかで雰囲気が出ます。少しカジュアルダウンしたい場合には、ドレスの素材を光沢のあるものではなく綿や目の細かいニットにしてみてはいかがでしょうか。上品で華やかなデザインも素材をカジュアルにすることで抜け感のあるおしゃれなスタイルに仕上がります。
[イベントデート]上品なワンピーススタイル
好きな人とのデートなど、ある程度のカジュアルさを求められる際におすすめのファッションが、ワンピースを用いたスタイルです。少し上品な落ち着いたカラーのワンピースも良いですが、せっかくのデートなので、ペールトーンやベージュなど明るめのカラーもおすすめです。
レースやチュール素材のワンピースは女性らしく上品な透け感と軽やかさがあり人気です。さらに袖のあるデザインを選べば、羽織ものが不要なコーディネートが出来ます。
[仕事の打ち合わせ・会食]かっちりしたパンツスタイル
仕事の打ち合わせや会食では、仕事をしっかりとこなせるスマートさと清潔感が大切です。そんな時にはパンツスタイルがおすすめ。ネイビーのセットアップコーデは、颯爽としたクールなスタイルで清潔感があります。
派手なカラーのパンツの場合でも、トップスにダークカラーを合わせることで、カジュアルになり過ぎないきれいめな服装になります。落ち着いたカラーのセットアップであれば、よりビジネスシーンなどで求められるスーツのような雰囲気になりますが、インナーをシフォンなどとろみのある柔らかい素材と合わせて、かたくなり過ぎないコーディネートに仕上げましょう。
[気合を入れたい女子会]綺麗めなブラウス+スカートスタイル
女子会の場合は、一般的にワンピーススタイルがおすすめされますが、ブラウスにスカートを合わせたスタイルも人気です。可愛くなり過ぎず、複数で集まっても他の人被らないコーディネートになりやすいスタイルです。
例えば黒のブラウスに女性らしさを強調したミモレ丈のタイトスカート、ベージュのコートを羽織りで合わせれば1年中使い回せます。リボンやフリルのついたちょっと甘めのトップスも、ダークカラーを選べば大人らしく着られます。レストランのドレスコードも、カジュアルすぎない組み合わせであればトップスとスカートの組み合わせはおすすめです。
男性はジャケット+スラックスがおすすめ
ここまでは女性に向けたドレスコードやコーディネートについて解説してきましたが、男性のコーディネートにも触れたいと思います。男性の場合は、ジャケットとスラックスを組み合わせたコーディネートが一般的です。おしゃれ感もあり無難な選択肢という理由からも人気のスタイルです。
ジャケットはネイビー、ダークグレーといったダークカラーが合わせやすいでしょう。ジャケットに襟があるので、中のトップスが必ずしもボタンシャツである必要はありません。
靴は基本的に革靴が選ばれますが、ジャケットとパンツをセットアップなど同じカラーにする場合は、少しカジュアルさを足す目的として、革製のスニーカーで外してみたり小物をちょっと派手な色にしてアクセントにするなどでおしゃれ感を高めることが出来ます。
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ドレスコードはここまで解説してきたように、大きく7種類のスタイルに分類され、それぞれに基準がある一方で、明確な服装を共有したものではありません。けれど必要になるたびにその場面に合った服を手に入れるのは、経済的な負担はもちろんのこと、手間や時間もかかります。
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[レンタル]購入するよりも費用が抑えられる
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ドレスコードがあるレストランも怖くない!
今回は、ドレスコードの種類や意味について、そして、コーディネートから注意するポイントまでを詳しく解説してきました。それぞれのドレスコードの目的と基準さえ理解できれば、どんなドレスコードを求められても対応できるようになります。
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