#02 どちらが結婚向き? -あの子が結婚できないワケ-
連載 あの子が結婚できないワケ
「なんで結婚できないの?」
自身も6年間の婚活経験を持つ婚活アドバイザーが、結婚できない思考を持つ女性の婚活体験とそのアドバイスを綴ります。
タイプの違う男性の魅力
前回お話にでた2人の男性について。今回はどちらが結婚に向いているかについて、お話します。
2人の男性の間で悩んでいた婚活中のT美さん。
Aさんは、話を最後まで聞いてくれたり、穏やかな時間を過ごせるところに魅力を感じています。一方Bさんは見た目がカッコよく好み、一流企業に勤め、身のこなしもスマートです。
「Aさんがやすらぎなら、Bさんは刺激です」という言葉を口にしたT美さんですが、心はずい分Bさんに傾いている様子です。
刺激的なBさんについて
Aさんはこちらでご紹介している方ですが、Bさんは婚活アプリでの出会い。どのような方なのか、T美さんに聞いてみました。
身長は180センチ近くあり、日焼けした肌が健康的。大学を卒業後アパレル企業で働いた後、MBA取得のため会社を辞めアメリカに留学。
3年ほどアメリカで働いたのちに日本に戻り、今は、コンサル会社でいくつものプロジェクトを統括。海外出張も多く、英会話レッスンは欠かさないそうです。
通勤前のランニングを習慣にしながらも仕事に励み、休みの日には湘南で海を眺めながらビール飲んでゆったり過ごす。そして長期の休みが出来たらふらっと海外へ……。
Bさんの暮らしぶりを聞きながらT美さんは、彼ならどこでも生きていけそう、と頼もしく魅力的に感じたようです。
おぉーっ、絵に書いたようなリア充男! 昔のトレンディドラマにでも出てきそうな、まさに結婚とは真逆の非日常の世界です。でも、そこが刺激的、というところなんですね。
ホルモンが教える「魅力」のカラクリ
「刺激」と「やすらぎ」。それぞれの魅力には、実はホルモン分泌が関係しています。
刺激はホルモンで言えばドーパミン。
ドーパミンは快感を得ることができます。でも感情はずっと長続きはしません。だから、収まるとまたその刺激が欲しくなる。常習性や依存性があります。
対して、安らぎに関係するホルモンはオキシトシン。
人と人との接触(軽いボディータッチ)やペットに触れ合うことでも分泌される癒しのホルモンです。信頼できる人と心を開いて会話を楽しむだけも分泌されるホルモンで、別名「幸せホルモン」とも呼ばれています。
言わずもがな、結婚向きな男性は、やすらぎをくれるAさんです。
Bさんの影に隠れてしまいましたが、最初にお話した、やすらぎをくれるAさん。覚えていますか? T美さんが穏やかな時間を過ごせる、と言っていた男性です。
「だからAさんにした方がいいよ」とお伝えしたい気持ちはグッと抑えます。こればかりは、ご本人にその気がなければどうしようありません。
たいてい「恋愛感情が湧かない」とか「いい人だけど好き(恋愛する感情)にはなれない」となるのです。
でもT美さんは、結婚がしたくて、家族を持ちたくて活動をされている方です。
20歳を過ぎたばかりの女性が「もっと恋愛をしたい」という状況とは違う、ということを婚活をしているご本人が自覚していないことは、往々にしてあるのです。
次回、10月25日12:00更新!
Writer
岡部美穂子/婚活アドバイザー。
自由が丘の結婚相談所「エフティヒア」代表。6年間の婚活を経て結婚した自身の経験から、少人数限定性で1人ひとりの会員の気持ちを汲み取るサポートをしている。公式サイト:https://eftixa.com/
Management By Cariru
Cariruはフォーマルなおしゃれを手間なくお得に楽しめるドレスレンタルサイトです。
結婚式、子どものセレモニーなど大切なお祝い事や記念日、顔合わせなどのイベントにぴったりのアイテムが3500点以上。
お店に行かなくても、ドレス、羽織物、バッグ、アクセサリー、シューズがすぐに揃うため、急なイベント時にもおススメです。