コロナが長引きつつある昨今、結婚式に対する考え方や開催方法が大きく変わってきています。人生の門出となる結婚式は、今も昔も変わらず大切なイベント。結婚式のニューノーマルを把握し、時代に合わせて楽しみたいものですね。

今回は、コロナ禍での結婚式において、ゲストが気をつけるべきこと、欠席時のマナーについてご説明します。

コロナ禍の結婚式の状況

コロナ禍の結婚式では、多くのリスクが洗い出され、それに対する対応が取られた上で行われています。実際にどのようなリスクがあり、どのような対策が行われているのかチェックしましょう！

結婚式のリスク

コロナ禍の式場では様々な感染リスクが想定されます。主な感染リスクは、『接触感染』と『飛沫感染』のふたつ。具体的にこれらが式場のどういった状況で発生するか見てみましょう。

式場側は、感染拡大防止ガイドラインや式場独自のガイドラインに従い、上記のリスクを下げるための対応を行っています。

ゲストや従業員を感染リスクから守るためのガイドライン

新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、ブライダル団体や式場ではガイドラインを策定し、対策を行っています。今回は、国内のホテルや結婚式場など約530社が加盟している業界団体「公益社団法人日本ブライダル文化振興協会」が、2020年5月14日に策定した『結婚式場業の新型コロナウイルス感染拡大防止ガイドライン』について、簡単にご説明します！

結婚式場業の「新型コロナウイルス感染拡大防止ガイドライン」

この『新型コロナウイルス感染拡大防止ガイドライン』は、ゲストおよび従業員を感染リスクから守り、安心して結婚式を挙げるためのガイドラインです。

上記の通り、感染拡大防止ガイドラインは、結婚式でのあらゆるシーンを想定した細かいルールが定められており、主催者やゲストはもちろん、従業員の感染拡大も防止できるようなガイドラインになっています。

最近の結婚式では、上記のガイドラインをはじめ、式場独自のガイドラインに沿って結婚式が開催されています。リスクのある中での結婚式となりますが、開催を決めた夫婦の決断にまずは寄り添い、その上で参加するかどうか決めていきましょう！

出席する際のマナー：自分の体調をチェックする

コロナ禍での結婚式に出席する場合、はじめに必要なのが、自分の体調をチェックすること。体調が不安な状態で結婚式に参列するのは、自分だけでなく相手や式場にも迷惑をかけてしまいます。
まずは以下のチェックリストで確認してみましょう！

これらのいずれかに該当する場合、また同居するご家族に該当する方がいる場合は、出席を控えてください。コロナウイルスに感染していなかったとしても、「もしも」の可能性を考え慎重に判断するのが無難です。

感染防止対策・注意点をシーン別で解説！

結婚式当日は、いくつかのシーンで注意してほしい点があります。まずは全体として心に留めて欲しい注意点をご紹介します。

ここからは、シーン別で注意すべき点をご紹介していきます！

受付時の感染防止対策・注意点

• 芳名帳やご祝儀袋のやりとりなど、できるだけ接触を減らすよう意識する
• 会場によっては『スマート受付』などの対策が講じられている場合があります。事前にチェックしましょう。
• ペンなど共用の備品は触れる前に消毒を行う

挙式時の感染防止対策・注意点

• 隣席との間隔を確保し、自席から離れない
• 移動の際は会場スタッフの案内に従って行う

披露宴時の感染防止対策・注意点

• 自席から離れて動き回らない
• 飛沫感染防止のため隣席と間隔があけられているので自己判断で椅子を移動させない
• 大きな声で話さない
• グラスやお猪口の回し飲みはしない
• お酌をしない
• 高齢者や持病がある方の場合、あらかじめ新郎新婦に相談をしていれば食事をとらず途中退席してもよい

余興時の感染防止対策・注意点

• 大声を発するような余興はしない
• マイクを使用する際は都度消毒または差し替えを行う

写真撮影時の感染防止対策・注意点

• 集合写真を撮影する際は直前までマスクを着用し、会話は控える
• スナップ写真を撮影する場合は密を避けソーシャルディスタンスを守る

コロナ禍でも安心して出席できる おすすめのマスク付きドレス

せっかく出席するのなら、安全でおしゃれに感染対策したいですよね。ここでは、コロナ禍の結婚式で人気のマスク付きドレスをご紹介します。

ドレスとセットになるマスクは、コラーゲンとヒアルロン酸入りで保湿効果に優れた生地を使用。ドレスのデザインにマッチした、上品でかわいらしいレースのデザインが魅力です。式や披露宴中にも上品さを損わずに振る舞えるよう、保管用オーガンジーケースも付属しています。

レンタルの際に新品をお届けし、返却は不要ですので、そのまま普段使いとして使いまわしができ、とてもお得です。コロナ禍でも安心で、さらにおしゃれさも損なうことなく結婚式に参列できるので、おすすめです！

Cariruのマスク・ドレスセット一覧

コロナ禍での結婚式 欠席する際に注意すべきこと

できれば参加したいけれど、どうしても欠席しなければならないケースも多いと思います。
結婚式を開催するというふたりの決断には賛同しつつ、失礼のないように欠席を伝えるよう努めましょう。
ここからは、招待を断る際のマナーについてご説明します。

コロナ禍での結婚式 欠席する際のマナーと例文

結婚式の招待を断る場合の文例をご紹介します。コロナ禍の結婚式では、人によっては「そのくらいで欠席するの？」と思ってしまう場合もあるため、感染症が理由で欠席する旨を伝えるかどうかは判断が必要です。
新郎・新婦との関係性や性格などを考慮して、慎重に伝えるようにしましょう。

一度OKしていても断れる：欠席を伝える際のマナーと文例

コロナ禍での結婚式参列は、状況やタイミングによって不安度が異なるので、なかなか判断がつきにくいですよね。そのため最近では、一度参列を表明したあとでも、状況に応じて欠席に変更して良いと言われています。

出席から欠席に変更する際は、判断をした後、なるべく早い段階で電話で直接欠席を伝えましょう。
一度参列を表明しているため、主催側はすでに席次や料理、ギフトの手配等を行っている場合がほとんどです。ご祝儀は出席の際と同額を用意し送るようにしましょう。

どうしても難しい場合はメール等で伝えてもかまいませんが、その後電話で直接謝罪するようにしましょう。

欠席する際のご祝儀の額

結婚式を欠席する場合、1万円を贈るケースが多いようです。しかし、欠席を申し出るタイミングや関係性によっても贈る金額が異なりますので、まずは関係性別のご祝儀の額を確認ながらそれぞれのケースを見てみましょう。

打診時に「出席」と伝えたが欠席したいとき

招待前に結婚式の打診をされ、その際に出席する旨伝えたが欠席を決めた場合は、1万円を贈ることが多いようです。

招待状に「出席」と返信したが欠席したいとき

招待状にすでに「出席」と返信したものの、その後欠席することにした場合は、出席した際に渡すはずだった額、全額を贈りましょう。その時点ですでに席次や料理、ギフトの手配をしている可能性が十分にあり、また相手の計画を狂わせてしまったという点を考えても、全額贈るのがマナーです。

ご祝儀をもらった相手の場合

相手から過去にご祝儀をもらっていた場合は、どのタイミングであっても、出席した際に渡すはずだった額、全額分のご祝儀を送りましょう。

欠席の際に電報（祝電）やご祝儀を送る方法

欠席でも、祝電やご祝儀を送りたいですよね。送る方法とマナーについてご説明します。

電報の送り方とマナー

祝電は、お祝いの気持ちを伝える電報のこと。最近では、お祝いのメッセージにぬいぐるみなどのギフトがセットになっているものもあり、結婚式以外にも利用できます。
祝電を送りたい場合は、インターネットから電報サービスに申込みましょう。

NTT東日本「D-MAIL」はこちらから

NTT西日本「D-MAIL」はこちらから

KDDI電報サービス「でんぽっぽ」はこちらから

祝電でのマナーは、欠席することを詫びる文面を避けること。多くのゲストの前で読まれる場合も多く、お祝いの席で欠席を詫びることで水を差してしまう可能性があるためです。「招かれたのに欠席した」という表現はしないのが原則です。

ご祝儀の送り方とマナー

ご祝儀として現金を送る場合は、「御結婚御祝」と記載してご祝儀袋に入れ、現金書留で送付します。
最近では『キャッシュレスご祝儀』というオンライン決済型のシステムを採用している式場やカップルも多いので、利用可能な場合は、直接渡さずにオンライン決済を利用するのがおすすめです。

また、もしも当日急遽欠席することになった場合は、持っていく予定だったご祝儀にお詫びのメッセージを添えて、そのままお送りしましょう。式の後に新婚旅行などに行く予定がある場合は、帰ってくるタイミングに合わせて送るなどの配慮が必要です。

コロナ禍の結婚式 きちんと対策しながら安全に参加しよう

今回は、コロナ禍の結婚式に出席する際の注意点や、欠席する際のマナーについてご紹介しました。

コロナにより、結婚式に対する考え方や開催方法が大きく変わりました。結婚式のニューノーマルをしっかり理解して、ルールに沿って安全に、そして楽しく結婚式に参加しましょう！