靴を選ぶ時、好みのものを探すより前に、これだけは意識して選びたい、靴のマナーの基本をご紹介します。
まずひとつめはヒールのあるパンプスを選ぶことです。
ヒールのタイプは細いものが望ましいです。太いものはカジュアルな印象を与えるので、結婚式には合いません。ドレスと同じように、エレガントなデザインなものを選びましょう。
「背が高いのが悩み」、「ヒールを履きなれていないから不安…」という方におすすめなのが、ローヒールでもパーティー用にデザインされたパンプス。パーティーに適した華やかなデザインを選びましょう。
ヒールに慣れていない方でも歩きやすいのが、甲の部分にストラップが付いたパンプスです。ローヒールでストラップのついたパーティー靴を選びましょう。
お呼ばれ靴のマナー:つま先が覆われているデザインを
よくオープントゥのパンプスを履いている方を見かけますが、つま先が見えるものはフォーマルに反します。
では、かかとが見えるものは? と疑問になりますよね。
実は、つま先が覆われていてバックストラップのパンプスの場合はOKです。
ただし、人によってはサンダルとしてみなす方もいるので、親戚や上司など目上の方が集まる結婚式では避けた方が無難です。
バックストラップを履く場合は、カジュアルな結婚パーティーや二次会からの参加などがおすすめです
お呼ばれ靴マナー:エナメル、サテン、レース、スエード素材が◎
靴の素材にも注目しましょう。フォーマルにぴったりな素材は、エナメル、サテンが代表的。光沢が女性らしさを演出してくれます。
一方、殺生をイメージさせる動物の素材はNGとされていますが、本革やスエードなら大丈夫です。
混同しがちですが、「素材」と「柄」は別物という部分です。ワニ柄やヒョウ柄など、動物柄は避けた方が無難です。
貴方の靴は大丈夫? NGマナーな靴5種
いくら親しい友人をお祝いする華やかな場とはいえ、あくまで結婚式はフォーマルな席です。ドレス同様、過度な露出、派手なデザインは非常識とみなされ、ご年配の出席者が眉をひそめる可能性も。
【NG 5選】
① オープントゥ(つま先が見えるデザイン)
②ミュール(かかとが見えるデザイン)
③サンダル(つま先とかかとが見えるもの)
④アニマル柄(ファー素材やクロコの型押しなど)
⑤ブーツ(カジュアルな仕様)
上記の靴はお呼ばれ結婚式マナーとしてNGとされています。
また、黒ストッキングやタイツもふさわしくありません。ベージュストッキングをマストで覚えておくと良いですね。
ドレスに合わせた靴選び
結婚式の靴のマナーを理解したら、ドレスに合わせてさっそく靴選びを開始しましょう。
ポイントは全体のカラー配分を意識すること。
何も羽織らずにドレス一枚で着て行く場合、面積の大きいドレス濃淡と、靴&バッグの濃淡を合わせるのが、もっとも簡単なコーディネートです。
濃淡のカラートーンを合わせる
ライトブルー、ミントグリーン、ピンクなど軽やかなトーンのドレスには、ベージュ、シルバー、ゴールド系の靴とバッグを。
モスグリーン、パープル、ボルドー、オレンジなど重めのカラートーンのドレスには、ブラック系の靴とバッグを。
ドレスとトーンを合わせて、統一感あるコーディネートに。
春夏は爽やかに、秋冬はシックに、季節感のあるコーディネートに仕上げやすいですね。
ブラックドレスの場合は、靴もバッグもダーク系にしてしまうと華やかさに欠けてしまう上、葬儀を連想させる”マナーNG”な服装になりがちに。
例えば、ブラックドレスには..
●靴の色を明るくする
●バッグとアクセサリーを明るめにする
などで、簡単に華やかなスタイルになりますよ。
小物はゴールドやビジューを選ぶとが華やかさがあり映えます。
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パンツドレスにはハイヒールが◎
NEWノーマルとなったパンツドレスにはハイヒールを合わせるのがおすすめです。
ファッション的な観点から見ると、丈の長いパンツドレスはハイヒールを合わせた方がバランスが良く見えます。やっぼたくならず、“着られた感”もなく着こなせます。
マナーの面から見ると、少し前まではパンツドレスは“カジュアル”と見なされることもありました。
結婚式には様々な年代の方が出席されますので、よりフォーマル感を出すためにハイヒールを合わせたほうが安心でしょう。
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