ご祝儀袋に書く名前・書き方と包み方[個人・夫婦・団体別]
いざご祝儀袋を前にして、どんな風に書けばよいか…と、固まっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
書いた経験のある方でも、念のためご祝儀の書き方をチェックしてしまいますよね。
こちらでは個人、夫婦、団体それぞれのご祝儀の書き方とお金の包み方を紹介します。ご祝儀袋の選び方、では一通りの流れを書いていますが、こちらではより詳しく書きました。また、ご祝儀の金額相場の記事もありますので、興味のある方はあわせてご覧ください。
筆ペンを用意
用意するものは、筆ペンとご祝儀袋のみです。(ご祝儀袋の選びかたはこちら)
サインペンは絶対NGではありませんが、良識ある大人であれば毛筆で書くのが一般的です。不慣れでも、心を込めて毛筆で書くことをおすすめします。
今はコンビニでも揃うので、可能なら準備しましょう。この時、弔事用の薄墨では失礼になりますので、注意して選んでください。
書く場所は大きく3箇所
書く場所は、表書き、中包み(中袋)の表、中包み(中袋)の裏です。
●表書きに「壽」「自分の名前」
●中包(中袋)の表に「金 〇萬円」
●中包(中袋)の裏に「住所」「名前」
表書きの名前は自分?相手?
水引の下部には自分のフルネームを書きます。時折、贈る相手の名前を書く方がいますが間違いです。また、水引の上部には「壽」を書きましょう。これは「寿」の旧字です。
短冊の「壽」と「御祝」は違う?
水引の飾りなどで書きにくいため、あらかじめ「壽」が印字された短冊がセットになったものも多くあります。短冊には「壽」「御祝」「結婚祝い」など数種類用意されている場合がありますね。
結婚式のお祝いには「壽」を用いるのが一般的です。「結婚祝い」は式の前に送る時に使い、「御祝」は、入学や卒業、引越しなど、ほかの一般的なお祝い事で用います。
英字や現代文字はカジュアルな印象に
「Happy Wedding」や「寿」でももちろん構いませんが、正式とされる「壽」より、ややカジュアルな印象です。親しい友人には良いかもしれませんが、目上の方など失礼のないようにしたい相手には「壽」を書きましょう。
表書き、夫婦連名の場合は?
夫婦連名の表書きは、水引の下部、左右中央に書いた夫のフルネームの左に、妻の名前のみを書きます(※画像左)。もしくは苗字の下に中央揃えで2人の名前を並べて書いても良いとされています。(※画像右)
表書き、4名以上の場合は?
3名までは名前を左側に書き足していけば良いですが、4名以上の場合は代表者名と左側に「外一同」と記し、別紙に全員の名前と住所を書いてお金と一緒に包みます。
グループや会社の立場で包む場合は、名前を中央に、右側に小さく肩書きを入れます。この時頭ひとつ上から書き始めましょう。こちらももし連名であれば、代表者名の左に「外一同」と記し、別紙を用意します。
4名以上 別紙の書き方
4名以上の連名で包む場合、表書きに名前が入りきらないので、別紙に名前を書きます。
これは中包(中袋)の中にお金と一緒に入れます。
用紙の中央上部に「壽」を書き、右から五十音順に住所と名前を書いていきます。立場が上の人がいる場合は右からその順に書きます。
家族の場合も右から夫、妻、子供の順に。苗字と住所は同じなので、夫のフルネーム左に、名前だけ書いていきましょう。
会社やサークルなどグループとして贈る場合は、団体名を右側に入れます。総額を記すとなお親切ですね。
中包み(中袋)の書き方
金封(上包み)の中には、用紙を袋状に折ったもの(中包み)、もしくは封筒(中袋)が入っています。お金はその中にいれましょう。
中包み、中袋ともに表には「金 〇萬円」と包んだ金額を書きます。数字は旧字です。
よく「金 参萬円也」と最後に「也」をつけているのを見かけますが、10万円以上包む場合のみで大丈夫です。それ以外で「也」はつける必要はありません。
中包み(中袋)の裏には、普段手紙と同じように、左下に住所と名前を書きます。中包みの場合は留め部分はのりづけせず、「封」の文字を書きます。
お金の向きは肖像画が表&上向き
お金を中包み(中袋)に入れる際は、封筒とお札の表裏を合わせます。お札は肖像画がある方が表ですね。
向きは肖像画が上にくるように。
金封(上包み)、中包み(中袋)、お札の表裏は全てそろえましょう。
水引は外さなくても包める
また、金封(上包み)の裏の折り返しは、底側が重なりの上にくるようにします。
これは「幸せが零れ落ちないように」という意味が込められています。弔事では合わせが逆になりますので、気を付けましょう。
お金を包む際には水引はすべて外さず、ずらすだけにして中包み(中袋)を入れる方が、水引が擦れてご祝儀が傷む心配がありません。
中包みの折り方
すでに中包がある場合は織り目に沿って広げてお金を入れ、同じ手順で折り直せば問題ありません。
もし中包がない場合は用紙を下記のように折ります。
最終的に、表側の左角に斜めの線(画像の赤線箇所)が入る形が望ましいです。
中包み(中袋)にお金を入れたら、上包み(金封)の向きと合わせて上包みに入れます。お札と包みの向きはこのようになります。
これで、完成です!
ご祝儀は袱紗に入れる
ご祝儀袋を持参する際には、入れる袱紗(ふくさ)も必要です。二つ折りの慶弔両用のものは、左側にご祝儀袋を入れて右開きがマナーです。
慶事では暖色系の色味がおすすめ。慶事、弔事の両方で使えるカラーは紫です。
袱紗を急ぎで必要なときはレンタルも▼
トレンドのドレスもパーティ小物もすぐ揃う! レンタルならCariru
お呼ばれ結婚式で一番の悩みはドレス選びではないでしょうか?
購入には躊ちょしてしまう憧れのブランドドレスや今しか着られないトレンドのドレスは、通販よりレンタルがお得!Cariruでは5000円以上のご利用で送料0円、クリーニング代も無料です。
維持管理もおまかせ。そのつど着たいドレス、似合うドレスを楽しんでみては?
Management By Cariru
Cariruはフォーマルなおしゃれを手間なくお得に楽しめるドレスレンタルサイトです。
結婚式、子どものセレモニーなど大切なお祝い事や記念日、顔合わせなどのイベントにぴったりのアイテムが3500点以上。
お店に行かなくても、ドレス、羽織物、バッグ、アクセサリー、シューズがすぐに揃うため、急なイベント時にもおススメです。