結婚式の二次会の持ち物は?服装やマナーのきほん
友人や知人の新しい門出を祝う結婚式。新郎新婦と親しい間柄であれば二次会に出席するという人も多いでしょう。そんな時持ち物や服装に迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。今回は結婚式の二次会の持ち物や最適な服装、マナーについてご紹介します。この記事を読んで、気持ちよく新郎新婦をお祝いする準備をしましょう。
結婚式の二次会ってどういうもの?
そもそも、結婚式の二次会とはどのような意味を持つ場でしょうか。二次会が何の為に開かれているのか理解する事で、持ち物や服装などのイメージも湧きやすくなります。
結婚式は元来新郎新婦が愛を誓う儀式の場であり、披露宴は親戚・ご近所・会社でお世話になった人を招いてお披露目をし、食事や余興を楽しむための場とされていました。そして、二次会は新郎新婦の友人が主催したお祝いパーティーです。若い人達だけで楽しむ場として定着しました。
基本的には披露宴よりも二次会の方がカジュアルであり、この2つは別物であるという認識を持っておきましょう。また、海外での結婚式も人気が高まっており、結婚式は親族やごく親しい友人のみで済ませて日本に戻ってからの二次会に友人や同僚を招くというケースも多いです。
二次会の持ち物
結婚式の二次会に持って行くものについては一般的に「男女共通」「男性用」「女性用」の3パターンに分けられます。ここではそれぞれの持ち物について詳しく見ておきましょう。
男女共通で結婚式の二次会に持って行くものは、招待状やお財布、ハンカチ・ティッシュなど基本的に必ず持参していく持ち物という認識で問題ありません。最低限のマナーにも関わるアイテムもありますので、ここでしっかり押さえておきましょう。
[二次会の持ち物リスト]
●招待状
●コンパクトな財布
●カメラ、スマホ
●ハンカチ、ティッシュ
△ヘアワックス
△二日酔い対策ドリンク、サプリ
△常備薬、絆創膏
▲メイク直しセット
▲予備ストッキング
▲歩きやすい靴
※●=男女共通 △=男性おすすめ ▲=女性におすすめ
招待状
結婚式の二次会に出席する人には、原則的に新郎新婦からの招待状が届きます。招待状には二次会の会場や日時が記載されている事がほとんどなので、道に迷ったり遅れそうになったりした時に手元にあると何かと便利です。
また、インターネットやSNSといったツールが普及している現代では二次会の招待状を郵送せず、メールやSNSのDMで送るというケースも増えています。そうした場合にはすぐに招待状を確認出来るようにメールを保護する、またはメッセージの履歴を確認しておくようにしましょう。
お財布
ライフスタイルによっては現金やお財布を持ち歩かないという人もいるでしょう。しかし、結婚式の二次会にはお財布を持参することをおすすめします。結婚式の二次会は披露宴とは異なりご祝儀を出す必要はありませんが、多くの場合は現地で会費を集める事になります。その際、手元にお財布が無いとすぐに会費を渡せずに先方に迷惑がかかってしまう可能性もあります。
こうした場では新札を用意した方が良いのか気になる人もいるでしょう。基本的に結婚式の二次会はカジュアルな場ですし、新郎新婦に渡るお金ではないので、そこまで気を遣う必要はありません。また、スムーズに会計を行うために会費の値段は事前に確認し、お釣りが出ないようにしてお財布からすぐ渡せる状態にしておくのがマナーです。
カメラ・スマホ
カメラやスマホも結婚式の二次会へ持っていきたい持ち物の一つと言えます。新郎新婦の一生に一度の思い出となる日なので、いつでも思い出せるように写真に収めておきたいという人も多いでしょう。
結婚式の二次会には久しぶりに会う同級生なども多く、記念写真の撮影にもうってつけの機会です。スマホがあれば連絡先の交換も捗るでしょう。カメラは連続使用していると意外と電池の消耗が激しいので、バッテリーを持って行くと安心です。こうした機会がきっかけで発展する人間関係も少なくありません。新郎新婦にとっても、自分達の結婚が他の人の人間関係に良い影響をもたらすのは嬉しい事でしょう。
ハンカチ・ティッシュ
ハンカチやティッシュは結婚式の二次会において、エチケットとして必ず持っておきたいアイテムです。食事やお手洗いの際にはもちろんの事、新郎新婦や仲人のスピーチで感動して泣いてしまった時にも活躍します。
結婚式には感動が付き物、自分では平気だと思っていても思わずホロリと泣いてしまったりするものです。普段はあまりハンカチやティッシュを使わないので持ち合わせがないという人も、当日までに用意しましょう。
なお、タオルハンカチでは少々カジュアルなので、綿のハンカチがおすすめです。結婚式の二次会はカジュアルな場ではありますが、明らかに普段使いのものや喪を連想させる黒いハンカチは避けた方が無難です。
男性おすすめの持ち物
結婚式の二次会で特に男性が持っておきたいものの一つがヘアスタイルを整えるアイテムです。家を出る時にはバッチリ決まっていても、時間が経つに連れてワックスの効果が弱くなったりヘアスタイルが崩れてしまったりする事も少なくありません。持ち歩きやすくサイズの小さめなワックスや、折りたたんでカバンにしまっておけるヘアブラシなどがあるとサッと髪型を整える事が出来るので便利です。
結婚式の二次会は楽しさや旧友と久しぶりに顔を合わせた懐かしさから、ついいつも以上にお酒が進んでしまいがちになります。翌日の大事な仕事に影響を出さないようにするため、二日酔いの薬や栄養ドリンクを持って行くと安心です。また、頭痛持ちの人は常備している頭痛薬を携帯しておくようにしましょう。
女性おすすめの持ち物
女性の場合、結婚式の二次会には身だしなみを整えるためのアイテムをいくつか持って行くと安心でしょう。例えば、よくあるのはアクセサリーなどが引っ掛かってストッキングが伝線してしまうというアクシデントです。こんな時のために予備のストッキングをバッグに忍ばせておきましょう。
女性ならでは悩みになるのが化粧崩れでしょう。これに関しても最低限の化粧品を持ち込んでおくようにしましょう。人によっては化粧品はフルセット無いと困るというケースもあります。その場合にはメインのものとは別にサブバッグを用意して化粧直しセットを入れておくと持ち歩きやすいです。また、男性同様にヘアスタイルが崩れた時にサッと手直し出来るブラシや小型スプレーもあると安心です。
女性はこうした機会にヒールを履く事が多いですが、長時間ヒールを履き続けると疲れてしまいますよね。特にヒールに慣れていない人が披露宴から二次会まで全て参加する場合、靴ズレや足を痛めるなどのアクシンデントが起きやすいです。せめて会場間の移動や行き帰りだけでも歩きやすい靴を履いておけると楽なので、荷物に余裕があるようであれば予備として用意しておきましょう。会場内に靴を預けておけるクロークや受付があるか確認しておくと安心です。
季節によっては昼夜の気温差が大きく、披露宴と二次会で体感温度が大分違うという事も考えられます。空調の効いた室内と屋外でも寒暖の差があるので、手軽に着脱出来る羽織物が一着あると快適に過ごしやすいでしょう。
【会場別】おすすめの服装
結婚式の二次会にはホテルや高級レストラン、居酒屋など様々なお店が利用されます。新郎新婦の意向によって雰囲気が作られているので、参加者もTPOをわきまえてその場にあった服装を心がけたいものです。ここでは結婚式の二次会会場としてよく用いられるシーン別におすすめの服装をご紹介します。
ホテルや高級レストラン
ホテルや高級レストランが二次会の会場となっている場合は、比較的フォーマルな服装が望ましいです。男性であればスーツスタイル、女性は露出が控えめなワンピースやドレスが良いでしょう。
判断が難しい場合には結婚式に来て行っても問題ないセミフォーマルの服装で参加しましょう。二次会とはいえ主役は新郎新婦なので、結婚式同様に参加者が全身白いコーディネートを施すのはマナー違反です。お葬式を連想させるような黒装束もNGです。
カジュアルなレストラン
あまり格式ばっていないカジュアルな雰囲気のレストランも、結婚式の二次会会場として人気の高いスポットです。このようなお店の場合、招待状で「平服にてお越し下さい」と連絡がなされているケースが多いでしょう。平服と書かれていても普段着で良いという訳ではなく、インフォーマル程度のイメージでコーディネートを考えてください。女性はキレイめのワンピースが一般的で、多少の柄やプリントであれば問題ないと言えるでしょう。
ただし、ラフなデザインの綿素材などは避けておく方が無難です。とろみのある素材や上品な光沢のある素材などでパーティーらしさを演出すると好印象に仕上がります。男性はスラックスやジャケットなどでまとめると良いでしょう。ネクタイはなくても問題ありません。
居酒屋・カラオケ
二次会会場として最もカジュアルなシーンは一般的な居酒屋やカラオケ店の大きな部屋を使用するパターンです。このような場合は新郎新婦としても参加者にできるだけリラックスして欲しいと考えているので、ホテルやレストランでの二次会ほどフォーマルな服装に気を遣う必要はないでしょう。
それでも結婚式の二次会という名目には変わりないので、できるだけオシャレな服装を心がけたいものです。デニムや半ズボン、Tシャツやスニーカーといったラフ過ぎるアイテムは控えましょう。素足にサンダルなどももちろんマナー違反です。
ドレスコードはスマートカジュアル位を目指しましょう。
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[男女別]二次会服装のマナー
会場別に相応しい服装のイメージができたところで、ここからは具体的な服装のマナーを男女別に見ていきましょう。服装選びで大切なのはTPOをしっかりとわきまえる事です。結婚式の二次会で言えば会場となっているお店の格式に合わせた服装がベターな選択と言えるでしょう。
男性の場合
男性の場合、どのような会場でも万能に使いまわせるアイテムはジャケットです。ネイビーやグレーといった落ち着いた色合いのジャケットであれば、フォーマルにもカジュアルにも柔軟に対応できます。
気をつけておきたいのは「結婚式に相応しいかどうか」という点です。
例えば、不祝儀とされている黒一色のコーディネートや、新郎よりも目立ってしまうような白一色の服装は厳禁です。また、殺生をイメージさせるような動物柄もマナー違反です。蛇柄・ヒョウ柄・ワニ柄などは例えばバッグやベルトなどの小物で着用してしまいがちなので注意しましょう。例えイミテーションであっても、パッと見では区別がつかないので避けるようにしてください。
女性の場合
女性の場合も基本的には男性と同様で、会場の格式に合わせてセミフォーマルかインフォーマルか、スマートカジュアルかを判断するようにしましょう。レストランのように格式ある場所には結婚式で着用しても問題ない服装(セミフォーマル)を、そうでなければ比較的カジュアルなインフォーマルが無難です。
マナーとしては花嫁より目立ってしまうような白一色のコーディネートや丈の短いスカート、胸元の開いた露出度の高いものは避けた方が良いでしょう。ボディラインが出てしまうものや極端に肌の露出が多いものは相応しくありませんが、ノースリーブ程度であれば問題ありません。
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二次会から参加した場合にご祝儀は必要?
披露宴から参加している場合は式場の受付でご祝儀を渡す事になりますが、二次会から参加する場合はどうすれば良いでしょうか。二次会から参加する場合は一律で会費を集めることが多く、ご祝儀を渡す必要はありません。
ご祝儀には披露宴会場で出される料理代や引き出物分の金額、お祝いの気持ちの金額が含まれています。ご祝儀の内訳はそういった内容なので、披露宴に出席していない場合は原則として渡す必要はありません。
一方で、二次会の会費にもお祝いの意味合いが込められているので、二次会から参加する人は会費がご祝儀代わりになります。稀にお祝いの気持ちを込めて会費を多めに渡す人も居ますが、逆に新郎新婦に気を遣わせてしまうので事前に連絡された金額のみを渡すようにしましょう。気持ちを伝えたい場合は、会費とは別に贈り物を渡しても良いですね。
二次会の会費の渡し方
結婚式の二次会ではなるべくスムーズに会計を進めたいので、会費はご祝儀袋や封筒に入れておく必要はありません。お釣りが出ないように会費ぴったりの金額を用意しておくのもマナーです。
また、先述したように結婚式という事を意識して新札を用意しておく必要もありません。重なっていると数えにくく、幹事にとってはかえって扱いにくいというケースもあります。かと言って、シワシワになっているお札を渡すのも印象が悪いので、当日までに適度にキレイなお札を見繕っておきましょう。
忘れ物をしないように余裕をもって準備を
結婚式の二次会には相応しい服装や持ち物があります。新郎新婦にとって一生に一度の機会ですから、お祝いする側も万全の準備を整えて忘れ物がないようにしておきましょう。
特に結婚式の二次会で使うのに適した色のハンカチやキレイめのお札などは、当日急に用意出来ない場合が多いものです。当日になって用意できなかった事を悔やまないように、事前の準備をしっかりと行い気持ち良く新郎新婦をお祝いしましょう。
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