そもそも連れて行くのはマナー違反?
結論から言うと、マナー違反ではありません。ただ、覚えておきたいのは「招待状で判断する」ということ。
・招待状に子供の名前もある
・宛名に「ご家族様一同」と記載されている
このどちらかであれば子供を連れて参加しても問題ありません。
ただ、招待状が来た人だけが結婚式に参加するわけですから、子供の名前が無ければ基本的に子供を連れていくことは出来ません。
また、親戚や親族の結婚式では子供連れでもOK。友人の結婚式なら、新郎新婦から是非と言われれば連れて行くというのが一般的です。
必須の荷物をチェック
子供を連れて行くことになったら、子供の年齢によって配慮の仕方が違ってきます。
子供が赤ちゃんの場合、荷物は普段のマザーズバッグにプラスαをするイメージが良さそうです。おむつ替えのセットや食事セット、お昼寝セットが必要です。おしゃぶりやおもちゃも必要ですが、周囲に迷惑になりますので、音がしないものを選ぶようにして下さい。
クロークに預ける前提でマザーズバッグに持参しても構いませんが、フォーマルな場ですので、サブバッグを利用する方が好ましいです。
また、お昼寝対策はとくに万全にしておく必要があります。バギーやブランケットなどを赤ちゃんのお昼寝タイムに必要なものは揃えておきましょう。
2歳〜6歳位の子供であれば、荷物はさほど多くないかもしれません。一番気を遣うのが静かに座っていてもらうこと。子供が飽き始めた時のために、折り紙やシールなど、音のしないおもちゃを準備しておきます。
子供の年齢に関わらず、緊急用のお薬やビニール袋、おてふきも持参しましょう。
子供の服装マナー
服装は、赤ちゃんの場合、普通のお出かけ服でOKです。最近では、大人の場合NGな白い服やフリフリのレースも、赤ちゃんに関しては問題ないとされています。
ただもう少し大きな子供なら、上品なワンピースやスーツがマナー。
大人ほどの細かい決まりはありませんが、きちんとしたお出かけスタイルを意識しましょう。「リングボーイ」や「フラワーガール」の服装は確かに可愛いですが、式の演出あっての衣装です。ゲストの子供に同じぐらいのドレスアップは少々やりすぎかもしれません。あくまで主役をお祝いする立場で服装を選びましょう。
子連れの結婚式でご祝儀は変わる?
子連れの場合は、一般的に包むご祝儀の金額に子供の分を上乗せして包むのがマナーです。
披露宴では子供用の料理を別途用意してもらうことがあるため、子供用の料理代5,000~10,000円ほどプラスして包みましょう。
ただ頭に「4」「9」など縁起の悪い数字がついたり、2で割れる偶数になる場合は、少し多めに包むなどの配慮が必要です。
料理のいらない赤ちゃんを連れて行く場合も、席や控室、ブランケットなど配慮をしてくれる場合がありますので3,000~5,000円程、ご祝儀をプラスしても良いかもしれません。
もしくは子供を招待してくれたお礼に、プラスするご祝儀代と同等の金額でプレゼントを用意しても良いですね。