通販のドレスを着るとNG?! 結婚式のセミフォーマルNGとOK
お呼ばれ結婚式に着て行くドレスやワンピース、今はレンタルや安く購入できる通販もたくさんありますよね。
モデルさんが素敵に着ている商品画像をみて、そのまま同じように着て行くと…じつは服装マナーとしてNGだった!という落とし穴があることをご存知でしたか?
フォーマル、セミフォーマル、インフォーマルの違い
そもそも結婚式の服装マナーは、フォーマルの中でいうと、セミフォーマル。昼の結婚式と夜の結婚式、披露宴と二次会でも少し服装のテイストが変わります。
フォーマル
■昼の正礼服(フォーマル)
アフタヌーンドレスのこと。
主に新郎新婦の母親や親族が着用。
■夜の正礼服(フォーマル)
イブニングドレスのこと。
日本では主に格式の高い晩餐会や新婦のお色直しで着用。
セミフォーマル
■昼の準礼服(セミフォーマル)
セミアフタヌーンドレス、セレモニースーツのこと。
披露宴や入学式、卒業式に出席する際に着用する。
袖のないドレスなど、羽織物で露出を控える着こなしが必要。
■夜の準礼服(セミフォーマル)
昼よりも華やかなパーティードレスのこと。
袖なしや光る素材もOK。
結婚式二次会、夜の結婚式に出席する際に着用。
インフォーマル・平服
■略礼服(インフォーマル)
ビジネスやカジュアルに見えないワンピースやスーツ。
平服指定のパーティーで着用。
お呼ばれ結婚式のドレスを選ぶ時に、まずサイトで目にするのが「通販のセミフォーマルドレス」です。
通販のドレス、実際どこがNGなのか? ここでお呼ばれ結婚式の服装マナーをおさらいしていきましょう。
NG■大人っぽい無造作ロングヘア
通販のモデルさんがロングヘアでドレッシーな服を着ているのをよく見かけます。確かに素敵なのですが、こちらはお呼ばれ結婚式のマナーとしてNGです。
正確には、食事やお辞儀をしたときに髪が顔にかかるような髪型は好ましくありません。
[Point]
肩より長い→ 基本アップスタイル
ボブ→ ハーフアップ(ダウンでも可)
ショート→ サイドをピンやバレッタで留め華やかに
OKなヘアスタイルは?
Pointで触れたように、アップスタイルが基本です。それぞれフォーマル仕様のヘアスタイルにチェンジしましょう。普段髪をいじらない人でも、アップスタイルはセルフで簡単にできますよ。
セルフヘアアレンジが苦手な方でも、美容院にヘアセット予約をすれば大丈夫。5,000円前後が相場のようです。
NG■ひざが丸見えな着丈
外国の背の高いモデルさんが格好よく着るドレスワンピースはひざ上のものが多いですよね。短い丈のドレスの着こなしに、皆さんも目が慣れてしまっているかもしれません。
ですが、実際にひざが丸見えの着丈は格式あるホテルなどの結婚式には向いていません。しかも式の間はほとんどが着席。タイトなデザインなら、さらに裾があがってしまいます。
ひざ丈か少し長めが目安ですが、タイトなドレスの場合は、着丈が長めのドレスが良いかもしれません。
[Point]
ひざが完全に隠れる着丈
「身長-60cm前後」
ひざがほぼ隠れる着丈
「身長-64cm前後」
ひざの下が少し見える着丈
「身長ー69cm前後」
※上記計算式はあくまで目処としてご参照ください
OKな着丈を知るには?
Pointの計算はあくまで目安。ご自身のちょうど良い着丈を把握することが大切です。
「着丈」「身長」の2ワードで検索すると、サイズガイドがたくさん出てくるので参考にしてみてはいかがでしょうか。
もしくはお手持ちのワンピースの丈感をチェック。膝がどれぐらい出るとどんなイメージか鏡でチェックしましょう。
通販やレンタルをする際は、商品情報の「着丈」の数値を見るのを忘れずに。
Cariruのサイズガイドはこちら |
NG■ノースリーブドレスを一枚で
商品のデザインを伝えるため、通販などではモデルさんが一枚でさらりとドレスを着ている画像をよく目にしますが、結婚式の服装マナーで言えばノースリーブはNGです。
その場合はジャケットやショールを羽織り、肩をださないことがマナーとされています。
ただしブライズメイドとしての参加、夜から行われる結婚パーティーや二次会ではノースリーブもOK。時間帯や会場の格式をチェックしましょう。
OKな露出にするには?
モデルさんのイメージ通りにドレス一枚で着たいなら、袖のあるデザインを選ぶことをおススメします。ただし、デザインの幅がせまくなるので他の人と似通ってしまう可能性も。
もし羽織りをコーディネートするのが難しそうと悩んでいるなら、羽織りとドレスがあらかじめコーディネートされたセット商品を選ぶのもアリです。レンタルなら費用を抑えて、いろいろな組み合わせを楽しめますね。
可愛さだけでなくマナーも踏まえた組み合わせなので、急ぎで必要な時にもすぐに揃うので便利ですよ。
NG■カジュアルなプリント柄
「ワンピース」と「ドレス」の違いについて、疑問に思ったことはありませんか? 通販では「ワンピース」のカテゴリーの中に、カジュアルワンピースもパーティードレスも両方ありますね。
はっきりとした違いの定義づけはありませんが、「生地」はすみ分けの要素になるかもしれません。
パーティードレスで主に用いられるのは、光沢のある「サテン」や透け感のある「オーガンジー」「チュール」「レース」など。
例えば綿素材のプリント柄は、カジュアルな印象ですので、フォーマルな場では控えた方が無難です。また、殺傷をイメージさせるアニマル柄(ヒョウ柄、蛇柄、ファー)もNGです。
[パーティードレスの特徴]
・光沢や透け感、ハリ感があるドレッシーな素材(サテンなど)
OKな柄は?
フォーマルとされているのは織り柄や刺繍柄。
さり気ない品の良さが魅力のジャガードは、織り柄のニュアンスある生地。ドレスでも良く使われます。華やかさが欲しいなら刺しゅう柄のドレスがおすすめ。総刺しゅう柄や部分刺繍、多色使いのこだわりのものなどデザインも豊富。最近は肩や袖まわりに透け感のあるレースを施したドレスやチュールスカートのワンピースも人気です。
NG■ヌーディ―な脚
ストッキングの着用はオフィスカジュアルでもあるので、素足はNGとおわかりの方も多いと思います。
では秋冬の寒い時期、黒ストッキングやタイツは…? というと自信のない方もいるのでは? 答えは黒ストッキングもタイツもNGです。
フォーマルな場ではベージュのストッキングがマナーですので気を付けましょう。
OKな脚&靴は?
ストッキングと合わせて確認したいのは靴。つま先、かかとの覆われたパンプスが良いとされています。
ミュール、オープントゥ、ブーツはNGです。
結婚式の靴のマナー&選び方はこちら▼
NG■全身黒スタイル、白スタイル
上のモデルが使用しているアイテム、すべてフォーマル用の素敵なものばかりのはずですが、全身が黒いとお葬式を連想させ、全身が白いと主役の花嫁さんを連想させてしまいますよね。
結婚式の服装マナーでまずあがる「花嫁さんに被る白系ドレスはNG」ですが、その逆のブラックドレスも「全身黒」となるとNGです。
バッグや靴、羽織物などの小物合わせで反対色を取り入れたり、全身同じ色のコーディネートにならないように気を付けましょう。
[Point]
ブラックドレス・ベージュ系ドレスには、反対色の羽織りや小物を!
OKなカラー配分は?
カラーの面積で言えば、ドレスの次に目が行くのが羽織もの。ショールやジャケットはドレスの反対色を選ぶことをお勧めします。
またバッグや小物も、ビジューやラメなど取り入れると、地味にならずにお祝いの場に相応しい華やかなスタイルになります。
NG■プリンセスヘアアクセ
ドレスと言えばプリンセス…。長い編み込みヘアに生花を散らしたり、ティアラをつけたり、憧れますよね。でも、こちらもNGです!
理由は白いドレスと同じく、主役である花嫁さんに被ってしまうから。あくまでゲストなので、花嫁さんを引き立てる華やかさを目指しましょう。
OKなヘアアクセは?
ヘアだけでなく、おすすめアクセサリーはパールです。アップスタイルにパールのついたピンを留めるだけでもとっても素敵です。
ハーフアップやショートの方はボリュームのあるバレッタなどでサイドを留めても華やかになります。
まとめ
通販やお店のマネキンなど、ドレスを「売る立場」は、ドレスをキレイに魅力的にみせることを一番に考えます。
着て行く先も結婚式に限ってデザインしている訳ではないでしょうし、丈や服装マナーまで考慮した見せ方、コーディネートをするところはとても少なく感じます。
いつも目にするからとそのまま着て出かける前に、大人のマナーとしてハズしていないか、見直してみることをおすすめします。素敵なドレスアップを楽しんでくださいね!
▼服装マナー、口コミ特集記事
▼ドレスコード記事
Management By Cariru
Cariruはフォーマルなおしゃれを手間なくお得に楽しめるドレスレンタルサイトです。
結婚式、子どものセレモニーなど大切なお祝い事や記念日、顔合わせなどのイベントにぴったりのアイテムが3500点以上。
お店に行かなくても、ドレス、羽織物、バッグ、アクセサリー、シューズがすぐに揃うため、急なイベント時にもおススメです。