[結婚式二次会]披露宴とのドレスマナーの違いは?
友人や知人が結婚するという大切な時。喜びとともにまず悩むのは、挙式、披露宴、二次会の服装ではないでしょうか。
例えば結婚式の二次会から参加する場合、招待状に「平服」と書いてある時はどんな服装が好ましいのか、迷ってしまいますよね。そんな方のために、挙式・披露宴と二次会の服装マナーの違いをご紹介します。
- 1 儀式の意味と目的でフォーマル度がわかる
- 2 フォーマル服には3つの格式がある
- 3 まずは挙式・披露宴の服装マナー基本編
- 4 二次会の会場別の服装マナー
- 5 二次会の服装マナーはどう違う?
- 6 押さえておきたい二次会の基本マナー
儀式の意味と目的でフォーマル度がわかる
服装を決める際に知っておきたいのは、それぞれの意味と目的です。
●挙式
二人が厳かに結婚の誓いを立てる神聖な儀式
●披露宴
親族やお世話になった方々にご報告とお披露目をする会
●二次会
友人主催のお祝いのパーティー
挙式、披露宴、二次会の順にフォーマルな式であることがわかりますね。
それでも、どちらもフォーマルな場面であることは変わりありませんので、礼服で参加をするのが基本です。「礼服ってどんな服装?」と疑問に思った方のために、つぎにフォーマル服の格式についてお話します。
フォーマル服には3つの格式がある
礼服とは、結婚式はもちろん冠婚葬祭のすべてに着ていくフォーマル服のことを指します。
フォーマルな順に「正礼装」「準礼装」「略礼装」の3つの格式に分かれ、立場や場面に応じて着用します。結婚式に呼ばれたゲストは主に「準礼服」が望ましいと言われています。
二次会は、基本的に友人メインのお祝いパーティーのため、略礼服が好ましいとされます。招待状に「平服」でお越しください、と記載があることもあります。
準礼服よりカジュアルダウンするものの、式と同日に行われる場合は、準礼服寄りのフォーマル度がベター。理由は、挙式・披露宴に参加をした人(準礼服を着たゲスト)に加わる形になるからです。
どちらにしても、「平服」は「日常服」という意味では決してありません。カジュアルなサンダルにデニムなどは服装マナーに外れますので注意しましょう。
まずは挙式・披露宴の服装マナー基本編
二次会ではどこまでカジュアルダウンして構わないのかを知るためにも、挙式・披露宴のドレスマナーをおさらいしましょう。その後、二次会のドレスマナーの違いについて、Q&Aでお答えしていきます。
結婚式の服装マナーについて書いている記事はたくさんありますので、こちらでは箇条書きで代表的な内容をまとめます。
[結婚式の服装マナー]
準礼服/セミフォーマル
●ノースリーブ、肩だしはNG(羽織ればOK)
●花嫁に被る全身白いコーデ、弔事を連想させる全身黒いコーデはNG
●ファーのショール、ワニ革のバッグなど、動物の殺生を表す素材のアイテムはNG
●カジュアルな多色のプリント柄はNG(刺しゅう・レース、同色柄はOK)
●紙袋はNG(パーティバッグの容量が足りない場合、専用のサブバッグで対応)
●生花やティアラ、ギラギラ反射する大振りのアクセは花嫁と被る可能性があるのでNG
●オープントゥやサンダルなどつま先のでる靴はNG(パンプスとベージュストッキングがOK)
●肩より長い髪のダウンヘアはNG
結婚式マナーの中でNGなものには、必ず理由があります。主にこの3つではないでしょうか。
1●花嫁より目立つ、被るものだから
2●縁起が良くないとされているから
3●フォーマルな場に相応しくないから
1番目は場所が変わっても確実にNGですが、2番目は難しい所です。花嫁が気にならない場合もありますし、気にする場合もあるため、避けた方が無難です。ただマナー違反というより気遣いとして避ける、ぐらいの重要度でそこまで問題にはなりません。
そして二次会はフォーマル度が低いため、3番目の理由でNGだったものが、二次会ではOKになります。
二次会の会場別の服装マナー
友人がメインで開催される二次会は会場がさまざまです。結婚式や披露宴に続いて結婚式場やホテル内で行われる二次会は、きれいめで上品なワンピースなどのセミフォーマルな服装が最適です。肩だしは基本的にNGなので、ノースリーブのドレスを着るときはショールなどを羽織るようにしましょう。
レストランも二次会の会場として利用されることが多い場所です。ただし、同じレストランでも格式の高いお店から、カジュアルなお店までいろいろあります。格式の高いレストランの場合は結婚式場やホテルと同じく、セミフォーマルに準じた服装で出席するのがマナーです。
カジュアルなレストランは平服での招待状が届くことも多く、インフォーマルな服装でOKです。露出が高いものは避けた方がいいなど最低限の心遣いは必要ですが、自由度が高くなるため、ちょっとした変化のある遊びを入れた装いができます。
パーティースペースや居酒屋が会場の二次会ではさらにカジュアルになり、結婚式の二次会としてふさわしいきれいめの服装であれば問題ありません。
二次会の服装マナーはどう違う?
Q&A形式で二次会の服装についてまとめてみました。結婚式の二次会はセミフォーマル寄りのインフォーマルがおすすめです。
Q1.二次会も肩だしやノースリーブはNG?
A.二次会はノースリーブOK!
挙式など神聖な場所ではフォーマルな服装が好ましいため、ノースリーブはNGとされています。二次会が夜なら、肩だしやノースリーブのドレス1枚でもOKです。ただし過剰な露出は控えて、上品なドレスを選びましょう。(こちらはフォーマル度の問題ではなく、品性のお話です。)お昼の場合もNGではありませんが、周りがフォーマルな服装の方が多い場合も踏まえて、軽い羽織ものを持って行くと良いでしょう。
Q2.反射するキラキラアクセはつけていい?
A.二次会にキラキラアクセサリーはOK!
昼はシルバー系、夜はゴールド系がおすすめ。夜の開催なら、ゴールドやクリスタルの方が華やかで喜ばれることも。ただし花嫁よりも目立つアクセサリーはNGです。
Q3.カラフルな柄のドレスを着てもいい?
A.二次会でプリント柄ドレスはOK!
挙式・披露宴で多色のプリント柄のドレスはカジュアルな仕様になるためNGですが、二次会ならOKです。刺しゅう柄ならフォーマル服として挙式・披露宴ともにOK。二次会も披露宴からそのままの格好で楽しめますよ。
Q4.アニマル素材は二次会に身に着けてもいい?
A.絶対NGではないですが、避けた方が無難
ヒョウ柄やワニ革などのアニマル柄やファーは、殺生をイメージさせ縁起が良くないため、結婚式では有名なNGアイテムです。悪目立ちするぐらいなら、避ける方が無難と言えます。
また、ファーは人に毛がついたり食事に入ったりする可能性が高く不衛生という理由も。食事が並ぶ場なら二次会でも相応しくありません。
Q5.カジュアルに見えるパンツドレス。二次会なら問題ない?
A.パンツスタイルでまったく問題ありません
二次会のみならず、挙式や披露宴でも、カジュアルな雰囲気で楽しめる会場では、パンツドレスでも構わない場合が多くあります。とは言え、結婚式にはしきたりを重んじる親族や、職場の上司など、目上の方がいるケースも。ややカジュアルな服装とみなされる場合も否めません。
友人だけの二次会ならパンツドレスも気兼ねなく楽しめますね。
Q6.ミニ丈は二次会ならOK?
A.膝が少し見える程度の上品な丈ならOK
フォーマルの場合はひざ丈からひざ下が好ましいとされていますが、二次会に厳密な決まりはありません。ただタイトなシルエットには注意が必要です。座った時に裾が思いの外上がり、セクシーに見えてしまいます。着丈を選ぶ時は、座った時を想像して選びましょう。
Q7.披露宴と二次会、共通してNGな服装マナーは?
A.花嫁の気分を害す可能性のあるものはすべてNG
結婚式というお祝いの席で何よりもNGなのは、主役である花嫁よりも目立つことです。
ドレスはもちろん、アクセサリー、ヘアスタイルなど、すべてにおいて花嫁が一番素敵に見えるように心掛けましょう。もちろん白いドレス、生花のアクセサリーやティアラは、花嫁の特権。披露宴でも二次会でもゲストが身に着けることは絶対にNGです!
逆に言えば、親族や職場の上司など目上の人がいないイベントなので、花嫁の気分を害す服装でなければ、どんな服装でもNGにはなりません。
例えば、花嫁がブライズメイド(ゲストがお揃いのパーティードレスを着る)をお願いした場合、そのテーマが白いドレスであれば、白いドレスはマナー違反にならないことになります。
Q8.披露宴でNGだけど、二次会からOKな服装は?
A.フォーマル度と縁起からNGとされる服装はほぼOKに
プリント柄やバイカラーのワンピース、パンツドレスなどがOKになります。
またキラキラ光るアクセサリーや、肩だし程度の露出はOKに。黒のストッキングや腕時計、オープントゥの靴などは、縁起を気にする方でなければOKですが、気分を害する可能性が少しでもあるなら、避けた方が無難です。
二次会では結婚式の引き出物の入った紙袋を持っていたり、ゲームの景品を紙袋に入れて持ち帰ったり、紙袋の持込みに関しても悪目立ちすることはなくなります。
Q9.ヘアメイクはどんな点に気を付ければいい?
A.清潔感があれば基本的にOK
服装が決まれば、つぎに気を付けたいのがヘアメイクです。二次会は結婚式や披露宴ほどフォーマルなものではないといえ、普段のヘアメイクとは違った気遣いが必要なこともあります。
基本的には清潔感のあるヘアメイクであればOKでです。ノーメイクや全くヘアセットしていない状態はマナー違反とされています。メイクはパーティーに出席するメンバーの顔ぶれに合わせた適度なメイクをすることがポイントです。
髪の毛が長い人の場合、食事の際に髪の毛が落ちてくるのを防ぐためにも、ヘアセットをしてまとめておきましょう。花嫁を連想させるような白いものやティアラなどがNGなのは結婚式と同じですが、ヘアアクセサリーはなしでもOKです。
結婚式や披露宴から引き続き出席する人は長時間になることも多いため、崩れにくいヘアメイクであることも大切です。
二次会OKな服装例
ここからは、二次会にOKなドレスの実例をいくつかご紹介します。
大胆なお花のプリント柄が素敵なバイカラーワンピース。Vネックとハリのある素材のフレアライン、6分丈の袖が女性らしくもスッキリと着られます。ピンクも甘すぎず大人に似合うデザインです。
上下が分かれたセパレートタイプのパンツスタイル。ゆったり袖のドレープと背中の切り込みから覗くレースがさり気なく華やかです。バッグとセットのカジュアルドレススタイルです。
鮮やかなスカイブルーが目を引く、オールインワンのパンツドレスです。裾に広がりのあるワイドなシルエットがエレガント。くるぶしが覗くアンクル丈なので女性らしさもあります。
一見ツーピースに見えますが、バイカラーのワンピースです。トップはコンパクトに、ハイウエスト切替のフレアスカートがスタイルよく仕上がります。黒小物で引き締めると大人可愛いスタイルに。
上品なフラワーモチーフのワンピースは、肩の露出が可愛いラッフルショルダーがポイントに。水彩画のような淡い柄が上品な印象です。
押さえておきたい二次会の基本マナー
二次会だけに出席する場合、基本的にご祝儀は必要なく、会費のみでOKです。ご祝儀ではありませんから、特に封筒などに入れなくて構いません。会費を集計する際の手間をかけさせないという観点からも、なにも包まず受付で手渡しすれば大丈夫です。
新郎新婦へのお祝いの気持ちから、結婚祝いを贈りたいと思う人も多いのではないでしょうか。しかし、当日は新郎新婦もなにかと忙しい日ですから、負担をかけてしまうことになりかねません。お祝いを贈るのなら二次会当日は避け、別の日に渡すようにしましょう。
二次会では新郎新婦の親しい友人として、乾杯の挨拶などを頼まれることも考えられます。よほど引き受けるのに難しい理由があるなら別ですが、大切な友人の晴れの日のためにも快く引き受けてあげるようにしましょう。
いかがですか。披露宴ほどフォーマルになる必要はなくなりますが、フォーマルすぎてNGになることももちろんありません。
普段着以上のドレスアップと花嫁にかぶらないことさえ意識をすれば、二次会のお洒落はわりと自由に楽しむことができます。
迷ったら、花嫁さんが喜ぶかどうかを想像して選びましょう。お祝いの気持ちが伝わる、きちんと感のある服装なら、新郎新婦は参加してくれたことを一番に喜んでくれると思います。
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